花岡信昭メルマガ405号(転載)

『米政府が北朝鮮への金融制裁解除に踏み切った。19日から始まる6カ国協議を前にした政治的配慮ということらしいが、日本の認識とは相当のズレがある。北朝鮮をめぐる日米の協調体制にヒビが入ったといってもいい。
であるのに、日本側の反応はあまりにも甘すぎる。安部首相は日本の今後の対応について「影響はない」とし、塩崎
官房長官は「急に今までの流れは変わることはない」。麻生外相は寧辺の核施設の停止の話など進み始めるのはいい。」。物分りが良すぎるのではないか。ここは米当局の処置に対して、厳しい批判を行っておく局面だ。
そうでなければ、日本の外交勢力があなどられるだけである。
たしかに国際原子力機関IAEA)、のエルバラダイ事務局長が訪朝し、北朝鮮側から、査察官受け入れの回答を
得たというが、これが北側の真摯な態度の表れとは誰も思ってはいない。そればかりか、北側は合意実行の条件として、金融制裁解除を強調したと言う。なにやら北側にあしらわれているような印象を受ける。
とにかく、先の日朝作業部会で拉致問題についてはまったく進展がなかったのである。
北側は「拉致は解決済み」の一点ばりだった。であるにも関わらず、米政府が金融制裁解除を決めたには、はっきり
いえば日本に対する「背信」に映る。いったい日米間でどこまで詰めた協議が行われた上での判断なのかそこがさっぱり解らない。この状態は良くない。日本側に対米不信を募らせてしまう。「慰安婦」決議が大騒ぎになっていることも絡めて、日本側は、一気におかしくなってしまうのではないか。安部首相でも麻生外相でもいい。米側に
日本の懸念を、怒りを伝えなくてはいけない。その段階を踏まえないと、日本はなしくずしに進むことをなんでも受け入れる国いうメッセージを与えてしまう。』
今回は、私の怒りを代弁してくれた形になっている。これからも、気になる記事はあったら、また、転載するつもり。これを読んだ人はどんな感想をもってくれても構わない。以上